春が来ました。でも桜の散り方が?

院長の八塚です。

4月になり、新しい年度が始まりました。やっと春がやってきました!

今年の冬は例年よりも寒かったですね。零度近くの日が一週間以上も続いたこともあり、寒さに慣れていない瀬戸内の人間には応えました。体も何だか寒さのせいで縮こまって、取り込む酸素の量も少なくなったような気がしていました。今週は気温も上がり、日が長くなり、風の匂いも変わって、「季節が変わるのはありがたいなあ」と感じます。でも、花粉症の方にとっては辛い季節ですので、手放しに喜べませんね。

桜前線も北上し、春本番です。先日、ニュースで見ましたが、桜の木々が何本も伐採された名所があるそうです。原因は外来種のカミキリムシの幼虫です。 幼虫は桜の幹の中に巣食い、複雑な穴を幹の奥深くにつくるため、殺虫剤も届かず、侵された木は周りの木々への被害拡散防止のため、結局、伐採されてしまいます。今のところ、有効な手段は無く、打つ手が無しです。このままでいくと、将来日本の桜は全滅してしまうかもしれないです。

桜で気がついたことがもうひとつ。桜の花の散り方が変です。お気づきの方もおられると思いますが、桜吹雪のように花びらが散っていくのが普通です。しかし、今年の桜は花ごと取れて、ヘリコプターのようにクルクル回りながら落ちてきます。こんな散り方は見たことがないのですが、気温が低く交配ができなかったからだとか言われているようです。人間の体と同じで、自然も些細な変化が病気・災害に移行するかもしれないと思うとちょっと心配です。でも、桜の木の下にいると、ゆっくりと廻りながら落ちてくる花びらをキャッチする遊びができます。大人でも楽しいのですが、小さなお子様と一緒にするともっと盛り上がるのでオススメです。