「おかげさまで」のこころ

院長の八塚です。
インフルエンザが流行っています。月並みなアドバイスですが、うがいと手洗いを励行してくださいね。

先日のニュースで、これまで一人もインフルエンザ発病者を出していない高齢者施設が報道されていました。その施設では、食後の歯みがきを徹底することがインフルエンザの予防につながっていると話していました。

また、鼻呼吸のトレーニングも。きちんと鼻腔を使って呼吸し、口腔内を清潔にすると免疫力も上がるのではないでしょうか。

 平成最後の年となり、社会がどんどん変化する中で、人の心も変わってきました。「自分さえ良ければ」という風潮があることも否めません。

けれども、古来から日本人は森羅万象に畏敬の念を持ち、万物には神様が宿るとして、感謝してきました。世界が利己主義に走る中で、日本の ”おかげさまで” の思想は大変貴重です。

日頃、表には出てこないのですが、感謝の心を広げ、世の中が良くなることを祈る人々も大勢います。その人たちがどんどんつながって、大きな力になって、他の国々の有志とも連携して、地球環境や資源、生物、貧困などの差し迫った諸問題に解決の糸口を見つけることができたら素晴らしいです。

「人類の未来は(人間の)意思未来である」というのが、私の信じている言葉です。この言葉は私が小学生の時に、本で見つけた言葉ですが、最初は意味がわかりませんでした。今、インターネットのおかげで、知らない者同士が国を超えて繋がることができます。良き心がつながることによって、良き意思ある未来が現実になるような気がします。