平成から令和へ:新元号に寄せて

院長の八塚です。

 30年続いた平成の世が終わろうとしています。そして、平成のヒーローと呼ばれたイチローがついに引退を発表しました。人は時代の移り変わりを再認識したとき、その当時の経験や思い出が連想され、感慨深く感じます。イチローといえば、強く印象に残っているのが、WBC決勝戦で韓国から勝ち越し打を打った場面です。それまで無礼千万の韓国を黙らせた執念の一打でした。50歳まで現役と言っていましたが、あの小さい体でこの歳まで外人相手によくぞ、という気持ちの方が強いです。おつかれさまでした。

 4月1日に新元号が発表され、5月1日から{令和}となります。なぜか日本の御代替わり(みよがわり)には世界的な変化が起こるそうです。昭和から平成に変わった1989年にはベルリンの壁崩壊、天安門事件、バブル経済の破綻などがあり、大正から昭和、明治から大正でも、世界的な大きな変動がありました。今回は米中の対立激化、イギリスのEU離脱などがあり、別に大きな災害が無ければ良いですが。また、新天皇は私たちと世代が近く、親しみが沸きます。雅子さまも新皇后になられ、経緯は多難であったにせよ、美智子さまのように日本のために祈られる存在になられることでしょう。そして、災害の時代と言われた平成を祈りと癒しで治められた平成の両陛下に、心からの感謝と、お二人のご健康を願わずにはいられません。