令和4年度が始まりました。
桜の開花宣言も出て、コロナのまん延防止も緩和され、少し春を楽しめるようになってまいりました。
私も歳をとったせいか、最近は花を愛でるとか、植物を見ていいなぁと感じるようになってきました。若い頃は、都会の高層建築やネオンに憧れるものですが、歳をとると次第に自然の美しさに惹かれるようになるので不思議です。
おそらく、人類が何万年もの間、自然の中で生きてきたことが遺伝子に刷り込まれているのでしょう。特に日本は四季折々の情景があり、景色だけでなく、風の匂いや肌で感じる湿度、陽射しの暖かさや眩しさなどが、様々な感覚を印象付け、心に残してくれます。
それらが、日本人の死生観にもつながっています。
特に桜の花は美しく、そして、はかなく、いさぎよく感じることで私たち日本人の心を惹きつけます。
桜は菊(皇室に使われる)と並んで、日本の国花です。世界の国花を調べると、それぞれの国のお国柄や国民性が見えてきます。
アメリカの国花はバラで新しく派手な感じですね。オランダと言えば、チューリップです。
スペインはカーネーション、フィンランドはスズランだそうです。韓国はムクゲ。
花が落ちても次々に出てくる良さは、日本人が感じる良さと違いますね。
世界には多くの国家がありますが、人と同じで多様性に富んでいます。
いろいろな思想を持つ人々がいますが、人間の喜怒哀楽の基本感情は変わりません。
世界中の人が笑顔でいられますように。