昨年暮れの12月は、始めての寒波で降雪するなど、例年になく早い冬将軍の訪れでした。
朝晩の寒暖差も大きく、体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。
年末年始になると、零下まで気温が下がることもなくなり、日差しは暖かく、陽に当たるとポカポカ陽気で、過ごしやすくなりました。
お正月はそんな陽気につられ、広島県の宮島に行くことにしました。
私は広島市に10年以上住んでいたのですが、お正月に宮島に渡ったことがなく、やっぱり人・人・人でした。
まず、宮島口で空いている駐車場を探すのに一苦労です。
午前10時前にも関わらず、フェリー乗り場近辺の有料駐車場はどこも満車でした。
かろうじて、宮島競艇の駐車場に停められましたが、フェリー乗り場まで相当歩くことになりました。
宮島行きのフェリーももちろん満員ですが、10分ごとに頻繁に行き来しているので、ほとんど待たずに乗れます。
それにしても、すごい人の数。
一回ごとに何百人もが島に降り、そして皆が厳島神社を目指すとなると、狭い道路だけにこれは大変なことになるなあと思いました。
しかし、今回のお目当ては弥山の山頂です。
以前、真夏にふもとから山頂まで、ロープウェイを使わずに登山したことがあり、登山初心者の私たちには結構ハードな道のりだったものの、登頂後の爽快感と山頂からの見晴らしが最高でした。
今回はお正月で人も多いことだし、ロープウェイも使っての山登りです。
2本のロープウェイを乗り継いで降りた駅から、さらに山頂までは、約30分の歩きの行程です。
30分ほどなので、お年寄りや小さなお子さんでも急がなければ、無理ではない山登りです。
山頂は夏に訪れた時と比べ物にならないくらいの人の多さでしたが、冬の瀬戸内海一望は素晴らしく、広島市街や呉市、瀬戸の島々までよく見えました。
帰りは宮島名物のあなご飯やもみじ饅頭を堪能して帰りました。
考えてみれば、人流の制限なしの3年ぶりのお正月です。
久々に人混みに紛れましたが、賑やかさが戻って嬉しい反面、歳をとったせいか、人の多いところは苦手で、やはり人の少ない田舎の方が良いなあと思う自分がいます。