ラグビーワールドカップ

院長のやつづかです。

10月になりました。朝晩は気温が下がり、ずいぶんと過ごしやすくなってきました。

今、フランスでラグビーワールドカップが開催されています。4年前の大会でもブレイブブロッサムズジャパンが快進撃しましたが、ラグビーは面白いですね。

近年のラグビーのルールはとても厳しく、ちょっと高い位置で相手に当たったりしても危険なタックル(ハイタックル)とみなされ、反則をとられます。その反則で試合の流れが大きく変わったりしますので、瞬間瞬間で正しい攻撃正しい防御ができるよう激しい練習を積む必要があります。

でも、いつも思うのですが、ラグビーほど自己犠牲を必要とされるスポーツはないですね。野球にも犠牲バントというのがありますが、ラグビーはすべてがフォア・ザ・チームです。痛くても苦しくても、チームのためにがんばるという気迫が伝わってきます。

今年、世界野球で世界一に輝いた栗山監督は、「自分がみんなのためにできる何か、それをさぼったときには勝利の神様は決して微笑んではくれない」と語っていました。

人間一人一人が独力で出せる力は知れたものです。自分のためだけでなく、みんなのことを想う方が大きな力を出せるものです。

とくに昔から日本は個々の力より、集団とかチームの力で歴史を切り開いてきた民族なので、個人主義全盛とはいえ、さまざまな分野でも力を合わせ、世の中がより良い方向に向いていってほしいと願います。