日本の桜の良さ

院長のやつづかです。

桜が咲き始めました。長い冬を過ぎ、春がやって来てくれて、なんだか心も明るくなりますね。

今年の冬は、寒さはそれなりだったのですが、周南市平野部で言うと、ほとんど積雪が無く、今冬は雪を踏み締める機会が無かったなあと思っていました。

ところが、3月20日の春分の日、岡山県の北部の親戚宅を訪れた際、猛吹雪になり、あっという間に積雪が10cmになりました!

中国山地とはいえ、春分の日の大雪には驚きました。お陰でしっかりと雪の感触を味わって、今冬を終えることができました。

あとは桜ですね。日本人は本当に桜が好きです。

冬枯れのように見える、葉っぱさえでていない枝から、蕾が次第に緩み、陽気の訪れと共に開いて、短期間で満開に、そしてその散り際のはかなさ、いさぎよさが桜の素晴らしいところです。

日本の国花でもありますが、お隣の韓国ではムクゲという花が国花だそうです。

ムクゲはちょっとハイビスカスに似た花ですが、散っては咲きを繰り返して、長く咲く花だそうです。

一つの花が落ちても、次々に花開くムクゲと、一斉にいさぎよく散り去るサクラ、両国の国民性を現しているかのようで、面白いです。

コロナの時期には、お花見も自粛でしたが、今年は腰を据えて、お花見を楽しめそうです。

お花見といっても、本当に桜を愛でている時間は短く、ついついお酒と食事と会話が主になってしまいます。

最近ではパワハラになるのかもしれませんが、私が研修医一年目の初仕事は、広島大学病院近くの比治山の桜の下の場所取りでした。春とはいえ、底冷えする感覚が今でも蘇ります。

暑かったり、寒かったり、ジメジメしたり、清々しかったりと日本の四季で感じる感覚は様々ですが、南方の国々に比べるとバリエーションがあります。四季折々の草花、季節の味覚が楽しめることに感謝しつつ、毎日を過ごそうと思います。