2025年 2月 の投稿一覧

細菌とウイルスの違いと感染症予防

周南市のやつづか歯科医院です。

こんにちは。昨年末からインフルエンザが猛威を振るっています。

冬はさまざまな感染症が流行る季節ですが、「感染症」といっても、原因が「細菌」や「ウイルス」によるものがあります。何となくは知っていてもどのような違いがあるのかよくわからない方が多いと思います。

◆「細菌」…抗生剤が効く

地球上で数千種類確認されている単細胞生物です。栄養源があれば自分と同じ細菌を増殖させて増えていきます。人間や動物の体でも皮膚や気道、口腔内、尿路、消化管等、体内外にも存在しており、多くの場合は特に何の害を起こすこともありません。

ですが、病気を引き起こすいわゆる「病原菌」になるものもあります。細菌が原因の病気で一般的に知られるものとしては

・食中毒 ・結核 ・肺炎 ・膀胱炎 ・破傷風 ・百日咳 ・梅毒 ・腸チフス 等

があります。

◆「ウイルス」…抗生剤は効かない。抗ウイルス剤はまだ少数

細菌よりもさらに小さく、自分で細胞を持たないため、体内に入ると、他の細胞の中に入り込んでその中で自分のコピーを作って増えていきます。ウイルスが原因の病気で一般的に知られるものとしては

・インフルエンザ ・新型コロナウイルス感染症 ・ノロウイルス感染症 ・ヘルペス
・はしか ・風疹 ・水ぼうそう ・おたふくかぜ ・肝炎 等

があります。

むし歯や歯周病は細菌によるものです。お口の中がヌルヌルした感じになることがありますが、これはバイオフィルムと呼ばれ、細菌ががっちりスクラムを組んだ状態で、その内側でむし歯や歯周病などの病原菌を増殖させてしまいます。

特に歯周病菌が炎症を起こした歯肉から血管内に入ってしまうと糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞など、全身のさまざまな病気のリスクが高まります。

バイオフィルムは日常の歯磨きでは取り除くことができませんので、歯科で専用の器機を使ってバイオフィルムを取り除く処置(PMTC)を定期的に受けることが大切です。

 

インフルエンザや新型コロナウイルスなど、感染症予防の基本は「手洗い」「マスク着用」「咳エチケット」です。新型コロナウイルス感染症の流行期に取り組んでいたことを今一度確認して、感染症から自分や周囲の人を守りましょう。お部屋のこまめな換気や加湿も大切です。

出典:国民の皆さまへ |厚生労働省

気候変動について

院長のやつづかです。

2月は一年で一番寒い季節です。とはいえ、日差しが小春日和っぽく感じるこの頃です。例年より、日本海の海水温度が高く、水蒸気の量も多くなっているのが原因で、北日本では大雪になっているようです。地球温暖化は進んでいるのでしょうか?温暖化については、今でもさまざまな説があり、グローバル企業の利権が絡んで、喧伝されているので、真実がよりわかりにくくなっています。実際に温暖化否定派のトランプ大統領は、アメリカの油田開発をもっと進めろと言っています。温暖化かどうかはともかく、昔と比べても、気温は高めだし、台風も大型化しているので、たしかに気候変動が大きくなっているようです。季節の風物詩や旬な食材なども、だんだんと季節外れになる傾向があります。食糧難に備えて、お米や野菜など食べ物を大切にしたいですね。

気候変動のイメージ画像

2月の医院からのお知らせ

周南市のやつづか歯科医院です。

2月のイメージ画像

診療スケジュールのご案内

休診日は以下のとおりです。

2月

・木曜日 6日・13日・20日・27日

・祝日  11日(火)・24日(月)

3月

・木曜日  6日・13日・27日

・祝日   20日(月)

・その他 7日(金)・19日(水)・21日(金)・28日(金)

その他毎週日曜日も休診となります。

お知らせ

山口県高等歯科衛生士学院学生 臨床実習中