院長の八塚です。
だんだんと陽射しが強くなり、春がやってきました。
春夏秋冬四季折々ですが、その中でも春が一番ドラマチックな季節に思えます。
卒業式や入学式、 就職、転勤など、別れと出会いが、
日本人の一番好きな花、さくらを背景にそれぞれ繰り広げられて
いくからなのでしょうか。
思えば、30年前、暗く、どんよりとした灰色の浪人生活から、
合格した大学に向かってようやく明るい道が開けた時の心境を、
この季節になると思い出します。
皆さんの中にも、ご自身やご家族が新しい土地に進学、就職、転勤された方も
おられるかと思います。どこの土地に行ったかで、その人の人生、
出会いが大きく変わります。
人生も後半になると、あのときのあの選択がなかったら、今の自分は無かったと
思うこともしばしばです。場所の縁、人の縁、時の縁さまざまな要素が絡み合って、
人の人生が方向付けされていきます。
NHKの番組で「鶴瓶の家族に乾杯」というのがありますが、庶民一人一人に歴史があり、
出会いがあり、苦労があり、感謝があり、と実におもしろいです。
患者さんの中にも、山口県を離れ、新天地に行かれる方がいらっしゃいます。
知り合いの先生のいる地方には、できるだけご紹介をさせていただいておりますが、
知り合いの先生のいない場合は大変申し訳なく思います。
新しい地で、より良き出会い、より良き未来がありますように、
心よりお祈りいたします。