院長の八塚です。
暑い日が続きますが、夏バテされていませんか?こまめな水分補給をしていただければと存じます。夏と言えば、海とか海水浴のイメージですが、最近の傾向として、海水浴に行く人が少ないそうです。背景に、海岸の浸食により、砂浜の海水浴場の減少があるとのことです。それ以外にも、若い世代の日焼けを嫌う傾向や、マイカーを持たなくなっていること、そもそも若い世代の人口が減っていることなどが原因と思われます。私の子供時代は、地域の子供会などで海や川に連れて行ってもらうことが多かったのですが、今ではそんな行事も化石化してしまったようです。自分の子供達も何度か海は連れて行ったことがあるものの、果たして次の世代に繋がるかは疑問です。でも、今でも海に行くと、何か面白い生き物はいないか、面白い自然はないかとウキウキしてしまう自分がいます。アウトドアの遊びを知ることは、たぶん人間形成上で大きな役割を果たすのでしょう。生き物に触れることで、命の儚さを知ったり、大きな自然に包まれることで、人知を越えた存在を感じたり。先日、広大な田んぼのあぜ道を自転車で廻ってみました。とんぼやかえる、サギもいて、なにかホッとした気分になりました。暑い中にも自然の風の涼しさを感じ、あの山の方から吹く風はちょっとひんやりしているんだなとか、分かって少し嬉しくなりました。昔の人はもっともっと敏感で、自然の気配を感じる力は現代人より何倍もあるのだろうなと思いました。なぜか、天空の城ラピュタの主人公シータの言葉が思い出されました。「土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。」