院長の八塚です。
皆様はどのような新年をお迎えになりましたか。
昨年一年間、ありがとうございました。私にとっては本当にあっという間の一年でした。 無事新年を迎えることができることに感謝です。
私も年をとったせいか、最近は口の中だけでなく、体全体の健康について考えることが多くなってきました。医科や歯科には、いろいろな考えをもっておられる方も多く、様々な勉強会に参加する中で、自分の考えとは違う見方があることを知りました。その中には学問的な裏付けが足りないものもありますし、本当だろうか、と疑ってしまうものもあります。妄信的になると、流行りの健康食品や偽サプリなどにはまってしまう可能性があるのは、医療関係者でも同じです。その時に、真偽の指標になるのは、伝えたり教えている方の”人となり”や”想い”がとても重要に思えます。
人間の体はとても複雑で、器官が弱ったところをお互いに補い合うように働くので、一つの理論でうまくいくような単純なものではありません。だから、施術者は患者さん一人一人に合わせて、体を診、こころを診て、様々な手法を駆使して治していく過程が重要になります。体だけが良くなったとしても、本人の心の状態が変わらなければ、良くなっていることを自覚しにくかったり、せっかく良くなったものが逆戻りしたりすることもあります。
より良い健康状態を維持するために、治療を受ける側も、医者任せでなく、自分の体がどういう状態になっているのか、体の声を聴く心構えが必要ですね。