ウイルスに負けない免疫力

一年で一番寒いと思っていた2月が過ぎ去り、3月になりました。

昨年に続き、今年もほとんど雪のないままに冬が終わりそうな気配です。このまま春になるのかも知れません。

人間がおかしいなと思っているくらいですから、自然の中で生きている動植物たちはことさら困っているのではないかと心配です。暖冬のため、春に収穫予定の野菜が冬の間に育ち過ぎて困っているそうです。

人は科学の力を使って温度変化に対応できるので、このような変化を小さい事のように捉えがちです。

 今、新型コロナウイルスのニュースを聞かない日はありません。ここ1、2週間が感染拡大防止のポイントという理由で、各地のイベント、スポーツ観戦が中止や延期、また、小中高等学校までも休校となりました。

東京オリンピックを控えての決断でしょう。

確かに、不顕性感染を起こすがゆえに、隔離が困難で、医学的な防ぎ方だけでは押さえ込めません。人間の社会的行動や倫理的判断が必要とされ、現代社会が試されているかのようです。

また、実際の生物としての個々の免疫力・感染防御力が発症の鍵となっています。持病をお持ちの方への感染は何としても防ぎたいですが、一人一人の免疫力は相当に違うのではないかと思います。

現代人は昔と比べて、過保護な環境に育っており、薬に頼りがちでもあります。

太古の昔から、細菌やウイルスと共存してきたのが人類の歴史です。名医の真弓定夫先生は、本来の免疫力を発揮できるように、子供の時からワイルドに育てる方が良いと言われています。

院長