院長のやつづかです。
2024年もあと1ヶ月となりました。つい先日まで、暑い日が続いていたせいか、どうも年の瀬という感覚がありません。今年は、秋という季節をあまり感じないままに冬がやってきそうです。今年は季節外れの暖かさのせいか、クリスマスの飾り付けも例年より控えめな気がします。
11月に学会で京都に行って参りました。名所と言われる所の紅葉もまだまだでした。それでも、久々に嵐山の竹林を歩き、川を眺め、景色を堪能しました。観光客の多さは半端なく、地元の方と思われるお婆さんもあまりの人の多さに困っておられました。大阪も大変な人混みで、自分も若い頃は街歩きが楽しかったのに、今はなるべく人のいない静かなところの方が心が落ち着きます。やはり、歳をとると田舎の方が過ごし易く感じるのでしょうか。というわけで、今後都会に行く機会は減るだろうと思います。
話は変わって、昨年の暮れにカンボジアにボランティアに行ったのですが、なんとそのカンボジアの孤児院の子供達が、来日しました。彼らは孤児ですが、自分で生きていけるように、民族舞踊や音楽で身を立てていく術を必死に学んでいるのです。その舞台が日本で実現し、大阪に見に行って参りました。会場も満席で、とても盛り上がりました。あれから一年しか経っていないのに、子供たちはさらに成長していて、踊りや歌にも磨きがかかっていて、ほんとうに嬉しくなりました。大阪、名古屋、東京とステージを重ね、日本人と出会い、食事や文化を通して、彼らは何を感じるのでしょう。きっと将来、日本とカンボジアを繋いでいく大人になってくれると思います。20年以上にわたり、カンボジア支援と教育に尽力されているNPO法人グローブジャングルの皆さんの熱い想いが伝わってきました。