菖蒲湯に浸かってゆっくり・・・

院長の八塚です。

新緑の季節がやってきました。木々のみどりが本当に美しく、目に染み入るくらいです。狭い診療室の中に一日中いると、どうしても近視眼的になってしまい、目が疲れます。古代の人々に比べて、現代人は格段に遠くを見る習慣が少なくなっていますね。

ところで5月5日は子どもの日。この日は毎年「菖蒲湯」に入る、というご家庭も多いのではないでしょうか。この「菖蒲湯」の歴史は古く、一説では奈良時代から続いているものなのだとか。「菖蒲」「勝負」にかけて男子の出世を願い、また、子どもの健康を願っての行事として定着してきたようです。

5月5日は昔は男の子の節句でしたが、男女同権の流れか、こどもの日となっています。現代の私たちにとっては我が子の立身出世を願って…などという意味はかなり薄れてきてしまっていますが、せっかく引き継がれてきた伝統行事ですので、ぜひ子供や孫たちの世代にも残していきたいものですね。

心地良いお湯と良い香りがあれば、ずいぶんとリラックスできるものです。

何かと交感神経優位になりやすい現代社会ですが、ゆっくりリラックスして、夜に活動してくれる副交感神経を優位にし、十分な睡眠をとりましょう。