院長の八塚です。
今年は一年が過ぎるのが、いつもの年より早く感じています。
オリンピックを始め、様々なイベントが延期・中止になり、人と接する機会が縮小されてしまったから、そう感じるのでしょう。
短い一年でしたが、2020年という年は、全世界的にインパクトのある年として、後世に語り継がれる年になるでしょう。
また、その印象は特に、入院された方、高校3年生や中学3年生、新入生にとっては、さらに大きく感じられたことと思います。
平常とは違い、入院すると家族と会えない、最終学年に最後の大会が無くなってしまった、入学しても学校に通えない、という体験は、今後当たり前になってしまうことなく、これが最後の年になって欲しいと願います。
目に見えないものを信じるか信じないかは、その人の心持ちに委ねられることが多いです。
神様、幽霊、気、死後の世界など、信じるかどうかはあなた次第です。
今回は目に見えないもの(=ウイルス)を信じなさいと再三再四、マスコミから言われているわけですが、どうも実感が伴わないようです。
それがウイルスの蔓延を許している原因の一つかと思います。
第3波など、暗い話題が多いのですが、考えてみると人が原因である戦争よりもウイルスの方がずっと公平で予知性が高いのです。
食と地産地消が見直され、テレワークが進み、無理に都会に住む必要性が無くなってきました。
若い人が里山に移り住み、小規模農業を始め、直接流通を通して、きちんと利益を上げられるようになってきました。
農業経験の豊富なお年寄りが彼らを応援し、そして何よりも楽しんでいます。
疎遠な人が大勢集まっている都会と、語り合える人と自然がある里山、コロナ禍を通じて、人が人として生きやすい環境を見直していく転機になれば良いなあと思います。