かびにご注意

院長のやつづかです。

梅雨の時期ですね。紫陽花(あじさい)が綺麗に咲いている光景をあちらこちらで見かけることができます。

湿度が高い日が続くと、気がかりなのは”カビ”です。

壁や床といった室内だけでなく、食べ物も傷みやすく、冷蔵庫に入れていてもカビが生えることがあります。カビは細菌とは異なりますが、どちらも大量に増殖して、色々な害を与えます。

お口の中でも、カンジダ菌というカビが増殖することがあり、義歯についたり、歯周病菌の棲家となって、歯周病を悪化させる手伝いもしています。カビ撃退というとスプレー式のカビ取り剤を思い浮かべますが、カビを死滅させるわけではなく、漂白する効果のようです。

 

CMでもやたらと”除菌”が叫ばれています。20年前には、こんなにも叫ばれていなかったように記憶していますが、やはりコロナの影響でしょうか?

考えてみると、世の中に無菌状態の物はほとんどありません。除菌することばかりに目が向き過ぎているようです。

身の回りをいくらアルコール消毒をしようとも、無菌状態に保つのは不可能ですし、する必要もありません。本当に必要な時に必要なところだけすれば良いと思います。

スプレー式除菌剤を使わなくても、特に太陽の光(紫外線)には殺菌作用があるので、お日様に当てれば良いですね。

よく干された布団やタオルなどは”お日様の匂い!?”がします。

お日様の匂いなどというものはありませんが、子供の頃から馴染み深く、とても素敵な匂いだと思います(笑)。